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学問体感
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2013年11月

高大連携講座「学問体感vol.14」として、神戸大学 国際文化学部の田中順子先生をお招きしました。

2013年11月27日

今回の学問体感は、神戸大学 国際文化学部 田中順子先生に「第二言語習得論入門」と題し、ご講義いただきました。

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「第一言語」とは“人”が自然と習得し、最も得意な言語(日本人の多くは日本語)のことで、「第二言語」とは第一言語を修得した後、改めて学習した第一言語以外の言語を指すそうです。

 

受講した生徒にとって、第二言語は英語になるかと思いますが、(第一言語としての)日本語を習得することと、(第二言語としての)英語を習得することの違いを「開始年齢」や「言語環境」などの観点から、例をあげていただき詳しくご説明いただきました。

また、実証的研究を通した理論の構築を目指す「第二言語習得論」と、実際に問題解決としてより効果的な学習方法を模索する「外国語教授法」との違いにも触れていただきました。

 

最後に、第二言語習得のためには、第一言語の高い能力やコミュニケーション能力、また論理的思考能力が必要とのお話をお聞きし、改めて言語習得の難しさを実感することができました。

 

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講義終了後には、神戸大学がグローバル人材育成推進事業に採択されていること、その中で中心的な役割を担われているのが国際文化学部であること、また多彩な言語が学習できることやIT教育にも力を入れておられることなど、受講生徒にとってはとてもいい刺激になったことと思います。

 

田中先生、お忙しい中貴重なお時間をいただきまして本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.13」として、岡山大学 薬学部の松野研司先生をお招きしました。

2013年11月16日

今回の学問体感は、岡山大学 薬学部の松野研司先生をお招きし、「くすりを創る、育てる、使う」という講義を実施いただきました。

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松野先生は、現在、岡山大学で研究・教育に携わっておられますが、ご勤務される前は製薬会社で実際に創薬の研究をされておられたそうです。そのご経験も含めて、薬の開発(創る)→既存の薬をより使いやすく(育てる)→薬剤師の仕事(使う)というプロセスで、薬のアレコレをわかりやすく教えていただきました。

 

 

みなさんは薬の候補として研究をはじめた化合物が新薬として世に出る成功確率はどれくらいか、ご存知ですか?なんと、1/21677という難しさ。その中で創薬に関わっておられる研究者の方々は患者さんのために努力されているのです。

 

1910(明治43)年に開発された「サルバルサン」という梅毒の治療薬があります。その薬は単に梅毒治療薬というだけでなく、化学療法という新しい分野を開拓した世界的に見て先駆的な薬だそうです。そして、その「サルバルサン」の開発には、秦佐八郎という日本人研究者が携わっていました。

 

これから新薬の開発研究の世界に進む人は、効果的な新薬が開発されていない「アルツハイマー病」、「糖尿病性神経障害」、「糖尿病性腎症」、「血圧性尿失禁」、「肺がん」などの新薬研究に携わっていくことになるそうです。

 

「狭心症」の薬であるニトログリセリンは、従来は舌の内側に入れて使用していたそうですが、それでは薬の効果が長く続かないうえに深夜や早朝に起きる発作の予防が難しいという観点から、現在では皮膚に貼り付けるタイプのニトログリセリンが開発されたそうです。「薬を育てる」の一例として教えていただきました。

 

 

他にも「薬局薬剤師」と「病院薬剤師」の違いや、日本で開発された薬が海外で高く評価されていることなど、本当にたくさんの薬にまつわるお話をいただきました。

 

講義終了後の個別質問では、講義では話さ(せ?)なかった裏話も飛び出して、充実した薬学の勉強をさせていただきました。

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松野先生、お忙しい中貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.12」として、大阪府立大学 生命環境科学域 獣医学類の笹井和美先生をお招きしました。

2013年11月12日

今回の学問体感は、はじめて「獣医学」の先生にお越しいただきました。大阪府立大学 生命環境科学域 獣医学類の笹井和美先生に「動物と仲良く暮らすための知恵~人と動物の共通感染症の話題を中心に~」と題した講義を実施いただきました。

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「獣医学」といえば、動物病院の獣医師というイメージが強いですが、獣医の資格を持った人全員がそういった職に就くわけではなく(笹井先生曰く、「全体の2割くらいです」とのこと)、さまざまな職域があり、広いフィールドで獣医師は活躍されているとのことです。

 

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その中で、実験で命を奪うことになる実験動物や、実際に診察をしても助けることができなかった動物を例に、感謝の念を強く抱くことが獣医師にとってとても大切なことという言葉が印象的でした。

 

続いて今日の本題である「共通感染症」のお話として、最近52年ぶりに「狂犬病」が発見された台湾、それを踏まえ、今まで以上に「狂犬病」への対策を強めている日本の現状や、最近社会問題となっているアライグマの「動物→人」の感染症の話題。また、野生動物を含めた動物との適切な付き合い方や、ペット動物を最期までキチンと世話をすることの大切さなど、動物について多岐にわたる話題をお話いただきました。

 

受講した生徒は「獣医師」に対しての今までの狭いイメージが、大きく広がったのではないでしょうか。

 

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講義後は個別の質問にもていねいにご対応いただきました。

 

笹井先生、お忙しい中貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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