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学問体感
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2014年11月

高大連携講座「学問体感vol.17」として、徳島大学 薬学部 石田竜弘先生をお招きいたしました。

2014年11月15日

今回の「学問体感」は、徳島大学 薬学部の石田竜弘先生に、「The Magic! 操薬による創薬」と題し、講義をいただきました。

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初めに、徳島大学と徳島大学の薬学部の説明からスタート。そこでは大学・学部の沿革や、工学部由来の薬学部ということから臨床系の研究がとくに盛んなど、パンフレットやHPからだけではわからない情報もいただきました。大学入試のお話では、推薦入試の面接の話などは絶対に他では聞けないリアルな内容で、おもわず身を乗り出して聞いてしまったりもしました。

 

本題の講義は、人間の体内でガン細胞が破壊されるしくみを描いた、映画『ミクロの決死圏』を模したビデオではじまりました。

 

「創薬」は聞いたことあるけど、「操薬」とは何でしょうか。

 

今回の講義では「DDS(ドラッグデリバリーシステム)」について学びました。

薬物治療は確実に発展していますが、それでも完治させることが困難な疾患は残されています。より効果の高い新薬の開発が望まれますが、新薬として患者さんに投与されるまでに到る薬は数えるほどです。そこで、既存の薬物の体内動態を操ることで、新薬以上の薬効を得ることができる技術、それが「DDS」です。

 

「体内動態を操る」とは、そもそも薬物には、素早く吸収されることですぐに体の中から消失してしまう薬もあれば、逆に吸収されにくい薬もあります。それを有効時間を長くしたり、吸収されやすいように改善する技術が「DDS」です。それによって、必要な薬物を、必要な時間、適切な場所に届け、より薬効を得ることができるのです。

 

そんな最新技術を、HIVの現状や抗ガン剤による副作用、また化粧品などの例を挙げていただきながら、わかりやすく説明いただきました。

 
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講義終了後は、個別の質問で丁寧にご対応いただきました。

 

実は、徳島大学薬学部からは毎年先生にお越しいただいて講義をご実施いただいております。今年もいい刺激になりました。石田先生、お忙しい中貴重なお時間を割いていただき、また貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.16」として、京都大学 農学部 入江一浩先生をお招きいたしました。

2014年11月11日

今回の「学問体感」は、京都大学 農学部 食品生物科学科の入江一浩先生に、「化学を武器にアルツハイマー病に挑む」と題し、講義していただきました。

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もしかしたら、「農学部」という学部名と「アルツハイマー病」という病名に、『「医学部」や「薬学部」ではなく?』と違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、入江先生は「農学部」において、「アルツハイマー病」の原因物質と考えられるアミロイドβタンパク質の毒性を緩和する抗体の開発や天然物の探索という研究をされておられます。

 

そんな学部名や学科名だけからでは見えてこない「学問の広がり」を、農学部 食品生物科学科での研究分野や関連分野からキーワードで紐解いていただき、「医学部」や「理学部」とは違う視点で研究するという、わかりやすい例示をいただきながら解説いただきました(ちなみに「薬学部」とは似た視点で研究していることが多いそうです)。

 

そして、「アルツハイマー病」についての研究で、もちろん内容的には中高生レベルでは理解が難しい高度な内容ではありましたが、ウコンや緑茶、ハチミツ、トウガラシなどの機能性食材における機能性食品物質を例に挙げていただきながら、「なぜ「農学部」で「アルツハイマー病」なのか」の一端を教えていただきました。

 

また、「お茶を飲めば、がん予防になる」、「農薬を使用する農業はよくない」、「二酸化炭素濃度が上昇したから、地球温暖化が進んだ」といった、世間で言われている常識を疑い、自ら考えることこそが、「科学(サイエンス)」ですという言葉はとても印象的で、生徒の心にも強く残ったのではないでしょうか。

 
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講義終了後には、個別の質問にも丁寧にご対応いただきました。

 

広く深い学問の世界を垣間見せていただきました。入江先生、ご多忙な中貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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