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学問体感
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学問体感

高大連携講座「学問体感vol.4」として、神戸大学 法学部 瀧澤栄治先生にお越しいただきました。

2016年6月22日

今回の「学問体感」は、神戸大学 法学部 瀧澤栄治先生に「Civil Law:民法、ローマ法、そして大陸法」と題した講義を実施いただきました。

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講義は日本民法130条を知ることからはじまりました。

「民法130条 条件が成就することによって不利益を受ける当事者が故意にその条件の成就を妨げたときは、相手方は、その条件が成就したものとみなすことができる」

実はこの日本の民法130条は、紀元前8世紀頃以降、当時の法学者が著した文献を元にした「ローマ法」に起源を持つそうです。

「ローマ法」を元にした国民法典の例として、ドイツ民法、フランス民法、スイス債務法、スペイン民法、イタリア民法、フランス系の人々が植民したアメリカのルイジアナ民法を教えていただきました。これらの国は「ローマ法」を基礎とした「大陸法」と呼ばれる系統の国々で、日本では明治期にフランス法、ドイツ法の影響下で編纂された日本の民法典も間接的に「ローマ法」を「継受」しており、「大陸法」系の一員とされているそうです。

そして「ローマ法」自体の編纂の歴史なども学び、法学と歴史学を同時に学んだような充実した内容でした。

講義終了後は、「ロースクール」のお話や、必ずしも法学部卒業者が全員司法試験を目指すわけではなく、公務員や一般企業に就職する学生も多いことなど、「法学部」についての様々な知識を与えていただきました。

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会終了後には個別の質問にもご対応いただき、充実した時間を過ごすことができました。瀧澤先生、本当にありがとうございました。(阪口)

 

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高大連携講座「学問体感vol.3」として、京都府立大学 生命環境学部 辻本善之先生にお越しいただきました。

2016年6月17日

今回の「学問体感」は、京都府立大学 生命環境学部 生命分子化学科の辻本善之先生に、「生命現象を化学的に理解する~クロマトグラフィーの原理と活用~」という講義を実施いただきました。

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実は辻本先生は本校のご卒業で、講義の中でも在学中のお話をふんだんに盛り込んでいただき、参加生徒も通常の「学問体感」以上に引き込まれていたように思います。

講義は先生のご専門でもある微生物の研究を、ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生に例を取り、微生物を人に役立たせるという説明をいただきました。また最近、辻本先生が新種新属の世界ではじめての菌を発見されたことも教えていただきました。

次いで、物質を分離・精製する技法である「クロマトグラフィー」の説明です。生物の進化や分類、感染症や疾病などの生命現象を理解するためには化学的に理解することが必要、その理解のためのひとつの方法として「クロマトグラフィー」という技法が用いられるそうです。

そしてお待ちかねのクロマトグラフィー実験です。方法の説明のため全員が先生の周囲に集まります。

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参加生徒全員がこの日のために持参した植物の葉っぱなどを用いて、先生の説明通りすすめます。

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生徒の実験結果をいくつかご紹介します。

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写真が小さいので、分離されきれいに色分けされているのが確認しづらいかもしれませんが、実際には物質が分離され色分けされている様子がよくわかる実験結果となっていました。

うまくいっても、そうでなくても講義終了後はみんな満足そうな笑顔で教室を出ていったことが印象的でした。

講義終了後は個別の質問で、高校時代の勉強方法や、大学受験のお話など本当にさまざまなことに丁寧にご回答いただきました。

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お忙しい中、貴重なお時間をいただきました。辻本先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.2」として、京都大学 農学部 奥本裕先生にお越しいただきました。

2016年6月13日

今回の「学問体感」は、京都大学 農学部 資源生物科学科の奥本裕先生に「進化の仕組みを利用した作物改良」と題した講義を実施いただきました。

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京都大学 農学部の先生は今年で3度目のご登場となりました。一昨年は「アルツハイマーの治療薬開発」につながる研究、昨年は「水」の研究、そして今年は「農作物改良」についての研究とバラエティ豊かな内容でさまざまなことをお教えいただいております。

そもそも「農学部」は研究分野として「工学(農業工学)」、「社会科学(農業経済学)」など文理取り混ぜた多彩な研究分野を持つ学部です。その中で今回の研究は「農学」という言葉からイメージしやすい研究分野と呼べるかもしれません。

講義はヒトが目的に合わせて形や性格を変えてきた対象としてイヌを、そして植物をご紹介いただきました。

その一例として実際にお持ちいただいたトウモロコシの白粒、黄粒を数えることで「遺伝」の仕組みをやさしく解説いただき、「品種改良」はその遺伝子を見つけ出し、それがどのような働きをしているか、それを応用して行うものと教えていただきました。

また、なぜ改良を行うか。それは世界の人口が増えていく中で、いかに少ない土地で、少ない肥料や農薬で多くの収穫物を得る必要があること、それが未来の社会に求められているということも教えていただきました。

講義終了後の質疑応答では、「農学部で遺伝子の研究をしている学科は?」から「高校時代には毎日どれくらい勉強していましたか?」といった質問まで多くの質問に丁寧にご回答いただきました。

また、会終了後にも個別の質問にご対応いただきました。

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生徒にとってはいい刺激となりました。奥本先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.1」として、大阪大学 人間科学部 中道正之先生にお越しいただきました。

2016年5月31日

国公立大学の先生方にお越しいただき模擬講義をご実施いただく中から、学部名・学科名だけではわからない「学問」の広さ、深さについて「体感」する「学問体感」。今年度の第1回として、大阪大学 人間科学部 中道正之先生にお越しいただき、「サルの人間科学」という講義を実施いただきました。

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人間科学部という学部名から、どんな研究をしているか想像してみてください。法学部、経済学部、工学部、医学部といった学部と違い、これといった内容はなかなか想像できないのではないでしょうか。ちなみに一昨年にも大阪大学 人間科学部の先生に模擬講義を実施いただきましたが、その際の講義は「学校教育はみんなに平等か」というタイトルでした。

実は人間科学部ではさまざまな分野の研究がなされています。たとえば心理学、社会学、動物行動学、哲学、教育学、国際協力学・・・。一見つながりがないようにお感じになられるかもしれませんが、その研究のすべてが「人間」を理解するためのものという共通点があります。

その中で、今回は中道先生に「サル」の研究についてのさまざまなお話をいただきました。たとえば、「サル」の手や足のつくりとなぜそんなつくりになっているのか、また馬や牛と違い目が顔の前についているその理由などなど。ただ、その研究は直接的には「サル」を対象としているのですが、あくまでも「人間」との比較の中においてなされる研究であること、講義の最後に中道先生がおっしゃられた「サルを鏡として人を見る」、特に「違うところばかりをさがすのではなく、似ているところを探すこと」、それが「人間」への理解につながるというお話こそが「人間科学」という学問であることを教えていただきました。

また、今回は中道先生の研究室の大学院生と学部生の方のお二方もご同行いただき、中道先生の講義の後、それぞれご自身の大阪大学に入学した理由や、入学後の研究のプロセス、また将来の夢などもお話しいただきました。年齢の近い生徒にはより身近に感じられたのではないでしょうか。

全講義終了後は個別の質問に中道先生はもちろん、学生の方お二方にもご丁寧にお答えいただきました。

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受講した生徒にとっては貴重な経験・刺激になったことは間違いありません。中道先生、研究室のお二方、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.18」として、東京大学 大気海洋研究所 猿渡敏郎先生にお越しいただきました。

2015年12月15日

今回の「学問体感」は、東京大学からはじめてのお客様として大気海洋研究所 猿渡敏郎先生に「チョウチンアンコウの謎に迫る」という講義を実施いただきました。

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まずは「海」についての講義です。

 ・地球の表面の7割が海であること

 ・深海とは200m以深を指すこと

 ・海洋の平均水深は3,800mであること

 ・深海は暗くて冷たい高圧であること

その例として、5,000mの水深に置かれたカップ麺容器の実物を見せていただきました。写真ではわかりにくいかもしれませんが、圧縮されている様が見ていただけると思います。

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続いて、日本産魚類は4,180種、地球上の魚の数は約3,3100種におよぶこと。また貴重な動物性蛋白源であることなど食料資源としての魚類にも触れていただき、貴重で再生可能な資源であることを説明いただきました。

そして「チョウチンアンコウ」です。

チョウチンアンコウは深海生物ですが、一部の種類では雄が雌の体表に寄生し、寄生した雄には雌から栄養供給が行われるという珍しい生態を持つ魚です。

寄生の例として雌の体に雄が8匹(!)寄生した例を写真で見せていただいたり、雌から雄への栄養供給を確かめる研究プロセスを紹介いただいたりと魚類研究の一端を解説いただきました。

ここで講義は終了となりましたが、実は今回駿河湾で採集された冷凍保存状態の深海魚(残念ながらチョウチンアンコウはいませんでしたが)をお持ちいただいており、解凍した状態で実際に手に取って観察、正に「体感」させていただけることになりました。

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生物実験室に移動してのワイワイガヤガヤの中、魚の口の中を覗き込んでみたり、実際のサメ肌を体験したり、内臓を取り出してみたりと、普段みることのできない魚の姿を目で体で感じることができました。

そんな体験をさせていただく中、個別の質問にもご対応いただきました。

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貴重な時間を過ごすことができました。猿渡先生、遠方から、また貴重な深海魚をご用意いただいたりと、お忙しい中本当にありがとうございました。(阪口)

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