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学問体感
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学問体感

高大連携講座「学問体感vol.15」として、岡山大学 薬学部 杉本幸雄先生にお越しいただきました。

2015年10月28日

今回の「学問体感」は、岡山大学 薬学部 杉本幸雄先生に「みんなが使っている薬 ~その知られざる真実~」と題した模擬講義を実施いただきました。

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今回の講義では、いくつかの薬を取り巻く状況や、ユニークな作用について教えていただきました。

まず最初はアトピー性皮膚炎の炎症治療に用いるステロイド外用薬について。

あるTV番組でステロイド薬の副作用についての誤解を招くようなコメントから、ステロイド恐怖症とでもいうべき感情が服用者の間に広まったこと。その中で「ステロイド薬は服用しない」という患者が出たこと。しかしながら、それにより「リバウンド現象」(炎症反応がステロイド薬を服用しないことにより、より悪化する)があらわれたこと。

また、ステロイド入化粧品を無許可で輸入販売していた事件についても触れていただきました。

次にコデイン、ジヒドロコデインというアメリカでは処方箋がなければ購入することのできない麻薬が、日本では処方箋の必要のない鎮咳薬として一般に販売されていることを教えていただきました(と同時に「家庭麻薬」という言葉があることも知りました)。もちろん日本では微量にしか含まれてはいませんが、コデイン、ジヒドロコデイン自体には副作用として依存症の危険性があることも教えていただきました。

また、糖尿病治療薬のα-グルコシダーゼは副作用としておならが出やすくなること、それを逆転の発想でより効き目の弱い薬を開発することで、その副作用を抑えることに成功した例や、1週間まとめ飲みができる骨粗しょう症の薬のことなど、薬についての様々な話題を教えていただきました。

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講義終了後には個別の質問についても熱心にご対応いただきました。

お忙しい中貴重なお時間をいただきました。杉本先生、ほんとうにありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.14」として、防衛大学校 人文・社会科学専攻 藤本茂先生にお越しいただきました。

2015年10月27日

今回の「学問体感」は、防衛大学校 人文・社会科学専攻 公共政策学科 藤本茂先生に「国際経済の将来像 ~未来に学ぶ~」という講義を実施いただきました。

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過去に2度、防衛大学校からお越しいただいた先生は、いずれも理科系の先生方でしたが、今回ははじめて文科系の先生です。防衛大学校は幹部自衛官育成機関としてご存知だと思いますが、その防衛大学校と経済学は結びつきにくいのではないでしょうか。しかしながら、実は文科系学科においては経済学はもちろん、法学や文学など一般大学の文科系学部と変わらない学問を扱っておられます。

その中で今回は国際経済にスポットをあてた内容となりました。

講義はまずリーマン・ショック以降の世界の経済状況、アメリカ・日本・欧州の主要国の凋落とBRICsに代表される新興国の台頭、それと国際社会における従来のアメリカ主導の「パワー配分」についての転機について説明いただきました。

その状況を元にした未来の描き方として、「機械による予測方法」と「人間の脳による予測方法」の2種類のシミュレーションを、各国の「GDP」と「一人あたりのGDP」の推移グラフとして示したいただきました。

そこからは、「GDP」予測では中国やインドの台頭と主要国の地位低下、「一人あたりのGDP」予測では主要国優位な状況が明確に見て取れましたが、中国の動向については「機械」と「人間の脳」の予測では違う結果が出ていることも教えていただきました。

 

ただいずれにしても、シミュレーションでは中国はアメリカと世界1,2を争う経済大国になること。その中で日本が取るべき戦略は、

 「自助努力」

 「米中以外の国々との関係操作」

 「中国を刺激しすぎない」

という3点を挙げていただき、今後の日本の未来像を教えていただきました。

もちろん、今回は国際経済についてでしたが、「現在の状況を理解し、それを元に将来の予測を立て、その起こりうる未来を冷静に考察し、現在を建設的にとらえる手段とする」という思考法は、すべての学問分野に共通していえることだと感じました。

講義終了後は、藤本先生と同行しておられた自衛隊の方も含めて個別質問に対応いただきました。

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遠く神奈川よりお越しいただきました。藤本先生、貴重なお時間を本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.13」として、金沢大学 人間社会学域 塩谷雅弘先生にお越しいただきました。

2015年10月23日

今回の「学問体感」は金沢大学 人間社会学域 経済学類の塩谷雅弘先生に、「グローバル時代の国際経済社会について」と題した講義を実施いただきました。

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この「学問体感」で、金沢大学からのお客様は今回がはじめてです。金沢大学といえば、日本海側における基幹的な役割を果たす総合大学ですが、と同時に文部科学省の「スーパーグローバル大学」に選ばれた大学でもあります。

その金沢大学から今回は経済学、特に国際経済学についての講義となりました。

まず「経済学が見ているもの」として、「資源配分」の簡単な例を用いての所得配分についての考え方、また「成長・消費」についてじゃがいもの育成例でやはり経済学的観点を示していただきました。

そして、「グローバル時代」の経済学的考え方として、世界のGDP(国内総生産)を国ごとに所得による分類をし、その占める割合を経年で示していただきました。そのうえで「ヒト」「モノ」「カネ」が国境を越えて移動するグローバル時代のメリット、デメリットにも言及いただきました。

そして、最後にエクセルファイルを用いて外国の景気後退に伴い日本の輸出が減少する際の日本の政策のあり方を、政策シュミレーションとして示していただきました。政府支出額を増加させることによって、また所得税率を引き下げることによって、消費がどうなる、失業率がどうなるといったリアルな指標も教えていただきました。

多くのことを教えていただきましたが、そのベースになるのはやはり「数学」です。経済学というと文系というイメージですが、塩谷先生の「数学はしっかりやっておいてください」というお言葉通り、改めてそのことを強く感じた講義でした。

塩谷先生、お忙しい中貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.12」として、神戸大学 文学部 野口泰基先生にお越しいただきました。

2015年10月22日

今回の「学問体感」は、神戸大学 文学部 野口泰基先生に「心理学いろいろ話」という講義を実施いただきました。

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「たとえば、物理学は『現実世界(外的世界)の法則』を調べる学問です。それに対して心理学は『心(内的世界)の法則』を調べます」というお話から講義はスタート。

次に心理学には様々な分野があることを教えていただきます。「認知心理学」「社会心理学」「教育心理学」「発達心理学」「臨床心理学」「産業心理学」・・・。

そんな中から、今回はいくつかの分野の内容を教えていただきました。

まずは、人と人との心の相互作用、社会の中での人の行動を対象とする「社会心理学」。たとえば、他人の性格を判断するのにどこを見るか、第一印象を良くするにはどうすればいいか、など。

次に教育分野での人の行動を対象とする「教育心理学」。たとえば、受容学習(座学、詰め込み)と発見学習(実験、実習)の比較、わかりやすい説明(授業)をするにはどうすればいいか、など。

そして、「発達心理学」では言葉を話せない乳児に対して、どのような心理学的実験をし、どのような分析を施すのか。

最後に「臨床心理学」。これは心の病気の治癒をめざす心理学ですが、それに向けてどのようなアプローチがあるのか、など。

講義の最後には大学で心理学を学ぼうとするときの、学部学科選択の注意点を教えていただきました。現在の国公立大学の学部名や学科名には「心理学」という名称はありませんが、学部名や学科名ではなく、在籍する教員の専門分野を調べることでその学部学科の特色が見えてきますというアドバイスをいただきました。

講義後は質疑応答で多くの質問が活発になされ、そのうえ個別の質問にも熱心にご対応いただきました。

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野口先生、貴重なお時間をありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.11」として、徳島大学 薬学部 佐野茂樹先生にお越しいただきました。

2015年10月20日

今回の「学問体感」は、徳島大学 薬学部 佐野茂樹先生に、「鏡の中の世界 ~はじめての立体化学~」という講義をご実施いただきました。

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講義は「薬学の歴史」からスタート。医薬分業が形成されるに至るプロセスや、最初は天然の草木をそのまま利用していたが、やがて化合物を利用するように変わっていった。その「化合物の歴史」こそが「薬学の歴史」であると。

その中で、徳島大学 薬学部の創設に尽力され、また現在でも販売されている「エフェドリン」を発見された長井長義先生のことにも触れていただきました。

そして、いよいよ「立体化学」です。

まずは普段構造式は教科書などでは平面で表現されているが、実際には立体であることの確認。そのうえで、「分子をつくっている原子の種類と数は同じ」異性体として、「立体異性体」「構造異性体」「配置異性体」「配座異性体」「鏡像異性体」「ジアステレオ異性体」の説明をいただきました。

少し難しい内容ではありましたが、それを具体例として、

 1.「グルタミン酸(うまみ成分。「味の素」が有名)」とその異性体では「うまみ成分を示す」、「示さない」という真逆の効果があること。

 2.「イブプロフェン(感冒薬、頭痛薬)」とその異性体では「鎮痛作用がある」、「ない」というやはり真逆の効果があること。

 3.「サリドマイド(薬害事例として有名)」とその異性体では「鎮痛作用がある」、「催奇形性がある(薬害により市場から撤退)」という違った効果があること。

を学びました。そういったことから、医薬品の認可に至るまでは様々な異性体が試されることになり、その結果認可がおりるまではかなりの期間を要することも教えていただきました。

講義の最後は、薬学部の4年制と6年制のカリキュラムや卒業後の進路についての違いも説明いただき、「薬学部」または「薬学」について貴重な情報を提供いただきました。

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また、講義終了後は個別の質問にも対応いただきました。

今回は高1生、高2生が中心でしたので、志望や文理選択を考える「きっかけ」になりました。佐野先生、貴重なお時間をありがとうございました。(阪口)

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