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学問体感
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学問体感

高大連携講座「学問体感vol.2」として、京都大学 農学部 藤原正幸先生にお越しいただきました。

2015年6月 1日

今回の「学問体感」は、京都大学 農学部 地域環境工学科の藤原正幸先生にお越しいただき、「水は天下の回りもの」という講義を実施いただきました。

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みなさんは「農学部」という学部にどんなイメージをお持ちでしょうか。「食」、「植物」、「動物」、「農業」、「バイオ」などなど。もちろん正解ですが、農学部の学問領域はそれだけにとどまりません。たとえば、「農業経済」という社会科学(文)系分野、また今回お越しいただきました藤原先生のように「環境」をキーワードとした「農業工学」という工学系分野など、多岐にわたる領域をカバーしているのが「農学部」です。

 

講義はそんな「農学部」を、「生命」「食料」「環境」というキーワードで、『人間の生存を根底から支える学問』と解説いただくことからスタートしました。

 

ところで、「水」について、こんな知識はお持ちでしょうか。

 Q.地球上に存在する水のうち、淡水の割合はどの程度?

こんなのはどうでしょう。

 Q.蒸発した水は何日後に雨として地上に戻る?

このような「水」についてのクイズに答えながら、「水」の現状をくわしく教えていただくと同時に、普段「水」を何気なしに利用していますが、そのあり方やありがたさを、何も理解していなかったんだなあということを痛感させていただきました。

また、実際の川をモデルに、「堰」や「農業用水路」、「魚道」など、意識して見たことのなかった構造や、「ため池」の意義などにも言及いただき、「食」と「環境」を豊かに支えるシステムを知り、かつ農学の中の工学的研究の一端を垣間見せていただきました。

 
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講義終了後は、個別での質問にも丁寧にご対応いただきました。

 

従来の「農学部」イメージとは少し違う、環境への工学的アプローチを教えていただきました。お忙しい中貴重なお時間をいただきました。藤原先生、ありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.1」として、東北大学 工学部 中瀬博之先生にお越しいただきました。

2015年5月29日

今年度第1回目の「学問体感」は、東北大学 工学部 中瀬博之先生に「科学技術と高校の勉強~大学に進学する意味を考える~」と題した講義を実施いただきました。

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実は中瀬先生は昨年に引き続き2度目のご登場です。また、東北大学には本校からも数多くの、とはいいませんが少しずつ進学する生徒が増えてきています。そんな中での講義となりました。

 

講義冒頭は、中瀬先生の経歴を披露いただきながら、(先生ご自身が東北大学ご出身なのですが)大学受験の際に東北大学を選んだ理由や、社会に出てからの企業での活動、それに伴う特許についてのこぼれ話、また大学に教員として戻ってこられた理由など、生徒にとっては大学受験を起点としたひとつのモデルケースとなりました。

 

次に高校と大学の勉強(研究)の違いについてのお話となりました。「大学では先生に質問しても『わからん!』と答えられる」,、「『次に何をしたらいいですか?』はしてはいけない質問」などなど、大学での研究を少し垣間見れたように思います。

 

模擬講義としては大きく2点ご紹介いただきました。

ひとつめは「エネルギーって何だ?」として、エネルギー保存の法則をキーに、

 ・ジェットコースターは一番高い高さには絶対に戻れないのはなぜか?

 ・ブレーキをかけると自転車が止まるのはなぜか?

 ・コタツやセラミックヒーターはなぜ暖かくなるのか?

 ・電球はなぜ光るのか?

 ・青色LEDを作るのがなぜ難しかったか?

など、身近な話題から学問を感じさせていただきました。

 

ふたつめは東北大学で行われている最新技術の研究として、「食べ物から電気を作る」というバイオ電池のご紹介をいただきましたが、その発想のすごさに感銘を受けました。

 

最後には「自分の夢を考える」「それを人に伝える」ことの大切さを「高校生への期待」としてお話いただき、講義は終了となりました。

 
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講義終了後には、個別質問として多くの生徒が列をなして直接お話を聞かせていただき、中にはパソコンを用いて解説いただいたり、最後にはホワイトボードを使って「微積」の授業と、熱心にご対応くださいました。

 

生徒にとっては、将来をイメージする貴重な機会であり、また充実した時間を過ごすことができました。中瀬先生、遠いところ、またお忙しい中、本当にありがとうございました。(阪口)

 

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2015年度の学問体感は6月より開始します!

2015年3月31日

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高大連携講座「学問体感vol.17」として、徳島大学 薬学部 石田竜弘先生をお招きいたしました。

2014年11月15日

今回の「学問体感」は、徳島大学 薬学部の石田竜弘先生に、「The Magic! 操薬による創薬」と題し、講義をいただきました。

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初めに、徳島大学と徳島大学の薬学部の説明からスタート。そこでは大学・学部の沿革や、工学部由来の薬学部ということから臨床系の研究がとくに盛んなど、パンフレットやHPからだけではわからない情報もいただきました。大学入試のお話では、推薦入試の面接の話などは絶対に他では聞けないリアルな内容で、おもわず身を乗り出して聞いてしまったりもしました。

 

本題の講義は、人間の体内でガン細胞が破壊されるしくみを描いた、映画『ミクロの決死圏』を模したビデオではじまりました。

 

「創薬」は聞いたことあるけど、「操薬」とは何でしょうか。

 

今回の講義では「DDS(ドラッグデリバリーシステム)」について学びました。

薬物治療は確実に発展していますが、それでも完治させることが困難な疾患は残されています。より効果の高い新薬の開発が望まれますが、新薬として患者さんに投与されるまでに到る薬は数えるほどです。そこで、既存の薬物の体内動態を操ることで、新薬以上の薬効を得ることができる技術、それが「DDS」です。

 

「体内動態を操る」とは、そもそも薬物には、素早く吸収されることですぐに体の中から消失してしまう薬もあれば、逆に吸収されにくい薬もあります。それを有効時間を長くしたり、吸収されやすいように改善する技術が「DDS」です。それによって、必要な薬物を、必要な時間、適切な場所に届け、より薬効を得ることができるのです。

 

そんな最新技術を、HIVの現状や抗ガン剤による副作用、また化粧品などの例を挙げていただきながら、わかりやすく説明いただきました。

 
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講義終了後は、個別の質問で丁寧にご対応いただきました。

 

実は、徳島大学薬学部からは毎年先生にお越しいただいて講義をご実施いただいております。今年もいい刺激になりました。石田先生、お忙しい中貴重なお時間を割いていただき、また貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.16」として、京都大学 農学部 入江一浩先生をお招きいたしました。

2014年11月11日

今回の「学問体感」は、京都大学 農学部 食品生物科学科の入江一浩先生に、「化学を武器にアルツハイマー病に挑む」と題し、講義していただきました。

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もしかしたら、「農学部」という学部名と「アルツハイマー病」という病名に、『「医学部」や「薬学部」ではなく?』と違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、入江先生は「農学部」において、「アルツハイマー病」の原因物質と考えられるアミロイドβタンパク質の毒性を緩和する抗体の開発や天然物の探索という研究をされておられます。

 

そんな学部名や学科名だけからでは見えてこない「学問の広がり」を、農学部 食品生物科学科での研究分野や関連分野からキーワードで紐解いていただき、「医学部」や「理学部」とは違う視点で研究するという、わかりやすい例示をいただきながら解説いただきました(ちなみに「薬学部」とは似た視点で研究していることが多いそうです)。

 

そして、「アルツハイマー病」についての研究で、もちろん内容的には中高生レベルでは理解が難しい高度な内容ではありましたが、ウコンや緑茶、ハチミツ、トウガラシなどの機能性食材における機能性食品物質を例に挙げていただきながら、「なぜ「農学部」で「アルツハイマー病」なのか」の一端を教えていただきました。

 

また、「お茶を飲めば、がん予防になる」、「農薬を使用する農業はよくない」、「二酸化炭素濃度が上昇したから、地球温暖化が進んだ」といった、世間で言われている常識を疑い、自ら考えることこそが、「科学(サイエンス)」ですという言葉はとても印象的で、生徒の心にも強く残ったのではないでしょうか。

 
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講義終了後には、個別の質問にも丁寧にご対応いただきました。

 

広く深い学問の世界を垣間見せていただきました。入江先生、ご多忙な中貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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