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学問体感
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学問体感

高大連携講座「学問体感vol.7」として、九州大学 芸術工学部 曽我部春香先生にお越しいただきました。

2015年6月29日

今回の「学問体感」は、九州大学 芸術工学部 工業設計学科の曽我部春香先生に「オリンピックとデザイン」と題した講義を実施いただきました。

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九州大学 芸術工学部からはこれで3年連続のご登場となりました。講義のタイトルは1年目が「デジタル時代の映像表現」、2年目が「人間の感性+計算知能=芸術工学」、そして今年の「オリンピックとデザイン」です。

 

従来の「学問」のイメージとは少し違うのではないでしょうか。九州大学 芸術工学部は元は九州芸術工科大学という単科の国立大学でしたが、今では九州大学と合併し、芸術工学部となっている全国でもそう多くはない専門的な学問領域を持つ学部です。

 

曽我部先生の講義は、まずは「大学とは、自分の学びたいことを能動的に勉強するところ」というメッセージから始まりました。

 

そして、次に「デザイン」という言葉の持つ意味を教えてくださいます。

 

「本来『デザイン』とは、単に表面だけを飾り立てることによって美しく見せる行為、つまり「形態」や「意匠」だけではなく、目的を持つ人間の行為をより良いかたちで指し示す「計画」も意味しています」。

 

たとえば、デザインの一領域である「ユニバーサルデザイン」の例として、「自動ドア」を挙げられました。一般的な「扉」では障害を持つ方などにとって身体負担が大きい場合もあるが、「自動ドア」であれば、誰もが公平に使用できる。そういった、ただ単に「形態」だけのデザインではなく、モノの在り方を考えデザインすることが、本来の「デザイン」であると。

 

その理解の中で、1964年の東京オリンピックと、2020年に実施される東京オリンピックとの違いを説明いただきます。もちろん「交通インフラ+施設整備」や「アイデンティティ整備」としての大会ポスターなど、(中身はともかく)考え方としては共通するデザインも多いが、違う側面として「持続可能な社会のためのデザイン」や「ICT技術を駆使した情報社会の進展に伴うデザイン」、またポップカルチャー、ゲームなど日本の強い要素を意識した「クリエイティブ産業のデザイン」など、1964年当時とは大きく異なる思考のデザインについても解説いただき、「デザイン」の持つ意味合いをオリンピックを通して、少し理解できました。

 

講義終了後の質疑応答では、「芸術学部」・「美術学部」と「芸術工学部」との違いを「社会との連携」の意識の強弱という示唆もいただき、「デザイン」の、ひいては「学問」の奥深さを感じさせていただきました。

 

遠隔地からお越しいただき、貴重な時間をいただきました。曽我部先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.6」として、名古屋大学 工学部 浅沼浩之先生にお越しいただきました。

2015年6月24日

今回の「学問体感」は、名古屋大学 工学部 化学・生物工学科 生物機能工学コースの浅沼浩之先生にお越しいただき、「化学の力で新しいDNAを作る」という講義を実施いただきました。

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実は「学問体感」で名古屋大学から先生にお越しいただいたのははじめてのことです。もちろん「旧帝国大学」のひとつであり、昨年は青色発光ダイオードでノーベル物理学賞を、また2008年にはノーベル物理学賞、化学賞でゆかりのある先生が受賞され、今まで以上に注目を集めている大学といえます。

 

そんな中お越しいただきました浅沼先生は工学部にご在籍で、DNA研究をされています。「工学部」で「DNA」です。「工学部」のイメージといえば「機械」や「電気・電子・情報」、また「建築・土木」といったイメージが強いと思いますが、実は工学部の研究はそれだけに限定されるものではもちろんありません。

 

今回の講義では、最新の「DNA」研究の内容を教えていただき、その目的のひとつとして医薬品の開発があるというお話をいただきました。特に最近の医薬品は従来の「低分子医薬品」から、「バイオ医薬品」へと変化してきており、「工学部」での研究成果が医薬品開発へと活かされていることも知りました。また、その先には各個人の遺伝子診断によって得られる遺伝子情報に基づいて各個人に適切な薬剤や治療法を提供する「テーラーメード医療」があることも教えていただきました。

  

先日の信州大学 繊維学部の志田先生には「DNA」が傷付いたときに自ら修復するシステムについて講義をいただきましたが、今回の浅沼先生にはその「DNA」を化学合成で新たに作り出して医療に活かすという、最新の「DNA」研究を取り上げていただくことにより、「DNA」への理解が少し深まったように感じました。

 

講義の最後にはメッセージとして「思考停止になるな!」という言葉もいただきました。いついかなるときでも疑問を持ち、それを「考えて」みてほしいという、大学の研究だけではなく、普段の勉強などすべてのものごとに当てはまる大切なことだ感じました。

講義終了後は個別質問の時間で、生徒の大学卒業後の進路についてや、「化学」の質問に対して丁寧にかつ詳細にお答えいただきました。

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生徒にとっては大学での研究が社会にどのように還元されていくのかの一つの例の提示となりました。将来を考えるいいきっかえになりました。浅沼先生、貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.5」として、京都大学 工学部 永原正章先生にお越しいただきました。

2015年6月22日

今回の「学問体感」は京都大学 工学部 情報学科の永原正章先生に「ドローンの仕組み」と題した講義を実施いただきました。

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「ドローン」。連日ニュースや新聞でも取り上げられ、ご存知の方も多いかと思います。どちらかといえば規制などマイナスイメージの報道が多いように感じますが、本来とても手軽に扱えて、使用方法によっては大きな経済効果を得ることのできる無限の可能性を持つツールです。

 

そんなドローンの多岐にわたる使用方法の中から、「物流」、「農業」、「アミューズメント」のそれぞれ視点からのドローンの利用方法を教えていただきました。「物流」ではAmazon PrimeAirを、「農業」ではDesktop Agricultureを、「アミューズメント」ではA.R.Droneを。細かくはここでは触れませんが、実際に社会に役立つ(あるいは役立つ可能性のある)ドローンの姿を見せていただきました。

 

また、「ドローン」と従来からある「ラジコン」との違いを

 ・コンピュータの小型化・高速化

 ・無線通信の高信頼化

 ・自動制御技術

の視点から詳細に教えていただき、より手軽に、より高性能なドローンを感じることができました。

 

従来ならここで講義は終了となりますが、今回は実際にお持ちいただいたドローンで、飛行実験を実施いただきました。

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15cm程度の小さなドローンで、かつバッテリー的にも5分程度の小ぶりなドローンではありましたが、実際に永原先生のスマートフォンで操作もさせていただき、充実した時間となりました。

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講義終了後はその場で実際にドローンを手にとって、永原先生を囲んでの質疑応答となり、とてもいい刺激をいただきました。

 

永原先生、盛りだくさんの講義をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.4」として、秋田大学 国際資源学部 田所聖志先生にお越しいただきました。

2015年6月19日

今回の学問体感は、秋田大学 国際資源学部 国際資源学科 資源政策コースの田所聖志先生に、「異文化の人々を理解する方法:文化人類学の考え方」という講義を実施していただきました。

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秋田大学の国際資源学部はまだ1・2回生のみ在籍のできたばかりの学部です。ですが、その前身は資源開発の技術者育成を目的とした「鉱山学部」で、全国でも唯一といっていいその長い歴史を持っています。いまでは国際資源学部と理工学部に再編され、国際資源学部では理工系分野と人文社会系分野が共存し、「資源学」を網羅的に学ぶことができ、世界を舞台に活躍する資源の技術者・研究者を育成する全国でも唯一の学部です。

 

ちなみになぜ理工系分野と人文社会系分野が共存しているかというと、資源開発のプロセスには①計画をたて(人文社会系分野)、②資源を探し(理学系分野)、③その資源を加工する(工学系分野)知識がそれぞれ必要だからだそうです。

 

そんな国際資源学部から、今回は人文社会系分野として田所先生に「文化人類学の考え方」を学びました。

 

講義では、まず、「クモ」「ネコ」「土」「イナゴ」を例示し、食べ物に見えるか、もし見えるなら、また見えないならそれはなぜか、という問いかけから文化人類学の基本的考え方を学びました。そして、次にパプアニューギニアのある地域における、「異性の双子が生まれた場合、ある理由で女の子の方を殺してしまう」という実際にある慣習をテーマに、是認すべきか否かをグループで話し合い、その結果をグループごとに発表し、それを踏まえて「文化人類学の考え方を深める」というものでした。

 

他者の文化や価値観を尊重する必要性、しかしながら人権を重視する考え方の存在。複雑に絡み合う中で結論を出すことの難しさを感じ、また、もし実際に自分がそういった文化に遭遇したときにどんな行動がとれるかについて深く考えさせられる内容となりました。

 

講義終了後は個別での質問にも丁寧にご対応いただきました。

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本当に遠く、またお忙しい中、貴重な考え方の教示をいただきました。田所先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.3」として、信州大学 繊維学部 志田敏夫先生にお越しいただきました。

2015年6月15日

今回の「学問体感」は、3度目のご登場となりました信州大学 繊維学部から応用生物科学系の志田敏夫先生に、「命の設計図を守る仕組み」という講義を実施いただきました。

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1度目は「人工臓器の開発」、2度目は「感性工学」、そして「遺伝子(DNA)」についての講義と、今回も「繊維学部」という名称からは想像しにくい分野の研究についての内容となりました。

 

講義は、「命を守る設計図」であるところの遺伝子(DNA)の能力や構造を学んだあと、細胞の死や癌の原因になる「DNA損傷」とそれを引き起こすものに何があるのかを教えていただきました。たとえば、食品のカビ毒であったり、太陽光(紫外線)であったり、酸素(活性酸素)であったり。そして傷ついたときに、正確に素早く元通りに修復するシステムについてのご教示もいただき、生物の教科書とはまた違う視点での講義となりました。

 

また、信州大学のこと、繊維学部のこと、その繊維学部での様々な研究テーマについても教えていただき、生徒は「学部名だけでは判断できない学問の広がり」を感じることができたのではないでしょうか。

 
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講義終了後は個別の質問にもご対応いただきました。まだ生物を深く学んでいない高1生が積極的に質問をしていました。

 

ちなみに中学3年生も受講していましたが、少し難しい内容だったように思います。ですが、「なんとか理解しよう」という姿勢で受講していた姿には非常にたのもしく感じたりもしました。

 

志田先生、お忙しい中また遠隔地であるにもかかわらず貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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