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学問体感
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学問体感

高大連携講座「学問体感vol.10」として、大阪府立大学 現代システム科学域 牧岡省吾先生にお越しいただきました。

2015年9月30日

今回の「学問体感」は、大阪府立大学 現代システム科学域 環境システム学類の牧岡省吾先生にお越しいただき、「なぜものが見えるのか?~認知心理学への招待~」という講義を実施いただきました。

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講義は実際の映像を見ながら、

 「人間は物体の大きさをどうのように認知しているか」

 「人間は物体の表面の明るさをどのように認知しているか」

 「人間は物体の動きをどのように認知しているか」

 「人間には視野内のすべての物体が見えているか」

という自分自身での体験の中で、実は正確に見えてはいないことを認識しました。

 そのうえで、脳内でどのように情報が処理されているかは、人間には意識できていないこと。その情報処理の仕組みを理解するために実験で検証する必要があること(それを「実験心理学」というそうです)。また、人間の脳や網膜などの神経系では複雑な「計算」が行われているであろうこと(そんなところまで計算式で表されることに驚きました)。そのような「計算」が人間の「意識」を創り出しているであろうこと。

「心理学」というと「文系」のイメージが強いのですが、実際には「ほぼ理系」といっていいような研究分野もあり、今回ご紹介いただいた「認知心理学」は神経科学や脳科学、哲学、言語学、計算機科学、ロボット工学などと「認知科学」分野を形成していることを知りました。

また、心理学を学んで大学を卒業した後の進路や、そのひとつであるカウンセラーになる方法など、「心理学」にまつわる様々なことを教えていただきました。

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講義終了後には個別の質問にも丁寧にご対応いただき、充実した時間をいただきました。

牧岡先生、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.9」として、大阪大学 基礎工学部 岡野泰則先生にお越しいただきました。

2015年7月15日

今回の「学問体感」は大阪大学 基礎工学部 化学応用科学科の岡野泰則先生に、「宇宙、それは新しい科学の場」という講義を実施いただきました。

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大阪大学には理工系学部として基礎工学部、工学部、理学部とありますが、講義は「技術と科学の融合」という基礎工学部のそもそもの成り立ちと工学部、理学部との違いを説明していただくことからスタートしました。

そして、岡野先生ご自身は学部学科所属ではなく大学院所属であること。他の多くの先生方も同様であること。つまり大阪大学は研究を主眼とした「大学院大学」であることも説明いただき、「大学院」がまだ縁遠い存在である受講生にひとつの気づきを与えていただきました。

次に、理学としての「化学」と工学としての「化学工学」との違いで、商業的な着目、つまり「みんなを幸せにする学問」が「化学工学」であり、「化学」とは完全に違う学問です、という言葉がとても印象的でした。

そして本日の講義に入りました。まずは、

 ・宇宙でローソクを燃やすとどうなるか

 ・ニワトリの卵を宇宙に持っていくとどうなるか

 ・宇宙ではお湯は沸かないが、最終的にはどうなるか

など、実際の事例を写真や画像で解説いただきました。

それから「表面張力」による「マランゴニ対流」のしくみと、その実験を地上ではなく微小重力空間である宇宙でする必要性、その実験が宇宙ロケットでどのように実施されているのか、そしてそういった実験が将来「火星で人が住む」ことや「宇宙でフライドチキンが食べられる」ということにつながっていくかもしれないことも教えていただきました。

また、昨年青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞された中村修二先生の研究での役割や、同じくノーベル賞の天野浩先生の受賞前の研究についてなど、興味深いお話もいただきました。

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講義終了後は、多くの質問にもご対応いただきました。貴重なお時間をいただき、将来へのモチベーションとすることができました。岡野先生本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.8」として、大阪大学 外国語学部 北田信先生にお越しいただきました。

2015年7月13日

今回の「学問体感」は、大阪大学 外国語学部 外国語学科 ウルドゥー語専攻の北田信先生に「ネパール ~カトマンドゥ盆地の人々と文化~」と題した講義を実施いただきました。

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「ウルドゥー語」という言語はどこで使用されているかご存知ですか?あまりなじみのない言語かもしれませんが、パキスタンやインドで主に使用されている、サンスクリットを元にした言語です。今回ご紹介いただいたネパールでは主にネパール語が使用されていますが、ウルドゥー語はそれととても近い言語で、よりサンスクリットに近い言語がネパール語といえるそうです。

そんなネパールを今回は北田先生が実際に現地で撮影された多くの写真を紹介いただきながら、ネパールの暮らし、文化、芸術、自然をご紹介いただきました。

 

ネパールの宗教はヒンドゥー教が最も多く、次いで仏教となるそうですが、そんな事情からか、寺などの建造物やその周囲の造りは日本の寺とよく似ていて、でも、あきらかに異国の空気も感じられ、親近感も含めてとても魅力的に映りました。

特にカトマンドゥ、パタン、バクタブルといくつかの町の紹介の中でも、バクタブルは古い街並みが多く残り、印象的でした。

今回はそういったたくさんの写真を見せていただきながら、ネパールをご紹介いただいたのですが、現時点でネパールといえば何を思いつきますか?そう、大地震ですよね。写真を見せていただきながらも、「この建物は地震で倒壊したそうです」という先生の言葉に、現実に引き戻され、と同時に力強い復興を願わずにはいられませんでした。

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講義終了後は個別での質問にもご対応いただき、充実の講義となりました。

 

お忙しい中貴重なお時間をいただきました。北田先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.7」として、九州大学 芸術工学部 曽我部春香先生にお越しいただきました。

2015年6月29日

今回の「学問体感」は、九州大学 芸術工学部 工業設計学科の曽我部春香先生に「オリンピックとデザイン」と題した講義を実施いただきました。

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九州大学 芸術工学部からはこれで3年連続のご登場となりました。講義のタイトルは1年目が「デジタル時代の映像表現」、2年目が「人間の感性+計算知能=芸術工学」、そして今年の「オリンピックとデザイン」です。

 

従来の「学問」のイメージとは少し違うのではないでしょうか。九州大学 芸術工学部は元は九州芸術工科大学という単科の国立大学でしたが、今では九州大学と合併し、芸術工学部となっている全国でもそう多くはない専門的な学問領域を持つ学部です。

 

曽我部先生の講義は、まずは「大学とは、自分の学びたいことを能動的に勉強するところ」というメッセージから始まりました。

 

そして、次に「デザイン」という言葉の持つ意味を教えてくださいます。

 

「本来『デザイン』とは、単に表面だけを飾り立てることによって美しく見せる行為、つまり「形態」や「意匠」だけではなく、目的を持つ人間の行為をより良いかたちで指し示す「計画」も意味しています」。

 

たとえば、デザインの一領域である「ユニバーサルデザイン」の例として、「自動ドア」を挙げられました。一般的な「扉」では障害を持つ方などにとって身体負担が大きい場合もあるが、「自動ドア」であれば、誰もが公平に使用できる。そういった、ただ単に「形態」だけのデザインではなく、モノの在り方を考えデザインすることが、本来の「デザイン」であると。

 

その理解の中で、1964年の東京オリンピックと、2020年に実施される東京オリンピックとの違いを説明いただきます。もちろん「交通インフラ+施設整備」や「アイデンティティ整備」としての大会ポスターなど、(中身はともかく)考え方としては共通するデザインも多いが、違う側面として「持続可能な社会のためのデザイン」や「ICT技術を駆使した情報社会の進展に伴うデザイン」、またポップカルチャー、ゲームなど日本の強い要素を意識した「クリエイティブ産業のデザイン」など、1964年当時とは大きく異なる思考のデザインについても解説いただき、「デザイン」の持つ意味合いをオリンピックを通して、少し理解できました。

 

講義終了後の質疑応答では、「芸術学部」・「美術学部」と「芸術工学部」との違いを「社会との連携」の意識の強弱という示唆もいただき、「デザイン」の、ひいては「学問」の奥深さを感じさせていただきました。

 

遠隔地からお越しいただき、貴重な時間をいただきました。曽我部先生、本当にありがとうございました。(阪口)

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高大連携講座「学問体感vol.6」として、名古屋大学 工学部 浅沼浩之先生にお越しいただきました。

2015年6月24日

今回の「学問体感」は、名古屋大学 工学部 化学・生物工学科 生物機能工学コースの浅沼浩之先生にお越しいただき、「化学の力で新しいDNAを作る」という講義を実施いただきました。

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実は「学問体感」で名古屋大学から先生にお越しいただいたのははじめてのことです。もちろん「旧帝国大学」のひとつであり、昨年は青色発光ダイオードでノーベル物理学賞を、また2008年にはノーベル物理学賞、化学賞でゆかりのある先生が受賞され、今まで以上に注目を集めている大学といえます。

 

そんな中お越しいただきました浅沼先生は工学部にご在籍で、DNA研究をされています。「工学部」で「DNA」です。「工学部」のイメージといえば「機械」や「電気・電子・情報」、また「建築・土木」といったイメージが強いと思いますが、実は工学部の研究はそれだけに限定されるものではもちろんありません。

 

今回の講義では、最新の「DNA」研究の内容を教えていただき、その目的のひとつとして医薬品の開発があるというお話をいただきました。特に最近の医薬品は従来の「低分子医薬品」から、「バイオ医薬品」へと変化してきており、「工学部」での研究成果が医薬品開発へと活かされていることも知りました。また、その先には各個人の遺伝子診断によって得られる遺伝子情報に基づいて各個人に適切な薬剤や治療法を提供する「テーラーメード医療」があることも教えていただきました。

  

先日の信州大学 繊維学部の志田先生には「DNA」が傷付いたときに自ら修復するシステムについて講義をいただきましたが、今回の浅沼先生にはその「DNA」を化学合成で新たに作り出して医療に活かすという、最新の「DNA」研究を取り上げていただくことにより、「DNA」への理解が少し深まったように感じました。

 

講義の最後にはメッセージとして「思考停止になるな!」という言葉もいただきました。いついかなるときでも疑問を持ち、それを「考えて」みてほしいという、大学の研究だけではなく、普段の勉強などすべてのものごとに当てはまる大切なことだ感じました。

講義終了後は個別質問の時間で、生徒の大学卒業後の進路についてや、「化学」の質問に対して丁寧にかつ詳細にお答えいただきました。

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生徒にとっては大学での研究が社会にどのように還元されていくのかの一つの例の提示となりました。将来を考えるいいきっかえになりました。浅沼先生、貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。(阪口)

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