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高校1年生を対象に京都大学霊長類研究所・松沢哲郎教授にご講演をいただきました。

以下は,高校1年、青山波可さん・角田芙美さんの2人に書いてもらった講演の内容紹介です。

2月6日(土)に京都大学霊長類研究所教授の松沢哲郎先生が来てくださいました。

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初めに,サルの生息地の分布を紹介され,そこで初めて先進国の中でサルが住んでいるのは日本だけだと知りました。言われてみれば,確かに「ニホンザル」は聞きますが,「アメリカザル」や「イギリスザル」は聞かないです。そして,生物学上ヒト科は「オラウータン・ゴリラ・チンパンジー・ヒト」の4属で,日本の法律上ではゴリラなどもヒト科に入ると紹介し,私達は興味を引かれました。

 私たちがすっかり乗り気になっている頃,チンパンジーの子供が石で木の実を割ろうとしている動画を見せていていただきました。この動画で注目すべき点は,人間とチンパンジーの教育と学習の仕方の違いです。人間は子供にやり方を教える,褒める,手を添える,などのようなことをするのに対し,チンパンジーの親はただやり方を見せるだけで,他のことは一切しません。つまり,チンパンジーの子供は親の模倣をすることによって学び,成長するのです。

 また,チンパンジーがパネルに表示された1から10までの数字の位置を記憶し,小さい順から高速でタッチしていく動画も流してくださいました。チンパンジーの驚異的な記憶力に会場中から感嘆の声が上がりました。さらに,青,紫,茶などの漢字から,その漢字が表す色を選んでいる動画も見せていただきましたが,色と漢字を頭の中で一致させることがチンパンジーにとっては難しいそうで,チンパンジーはこちらの方が苦手だそうです。つまり,チンパンジーは目の前にあるものを記憶するのは得意で,見えないものを想像することは苦手である,ということがわかりました。

 他にも,チンパンジーの子供と人間の子供に,顔の輪郭だけを描いた絵を渡すとどうなるかという比較対象実験でした。結果は,チンパンジーは顔の輪郭をなぞったのに対して,人間の子供は目と鼻,口を描きこみました。

これらから松沢先生は「人間は想像するちからを持っている。チンパンジーは今そこにあるものを見るのに対し,人間はそこにないものを見る。想像する力を持っているから,人間は絶望し,希望を持つ。」とおっしゃいました。

 最後は,モンキークレストと呼ばれる20人に1人の割合の手相で大盛り上がりしました。なんと奈良の大仏もこの手相をしているそうです。締めくくりに,松沢先生がチンパンジーの鳴き声のまねをすると,会場はさらに盛り上がり,松沢先生が発生方法を教えると,私達も泣き声の真似をし,とても楽しい時間になりました。