11月8日(木)の総合の時間において高1学年では学問かるたを実施しました。学問かるたは北陸大学教授の藤岡慎二先生が開発されたキャリア教育のための教材であり、『○○学とは何を学ぶものか』『学問とは何か』を理解するためのアクティブラーニングで、生徒がチームを作ってワークショップを行います。今年度は、ベネッセコーポレーションより複数部貸与していただき、11月以降に取り組み時間をずらしつつ高1全クラスで実施しています。学問分野名が表記された52枚の札があり、それを学びの内容が書かれた台紙に貼り付けていく、という作業を行うのですが、単純に見えてこれがなかなか難しい。事前に教員で取り組んだときも、それぞれ唸りながら結構な時間を掛けて完成させました。当日の授業では、生徒たちは3~4の班でメンバーと相談、試行錯誤しながら表を完成させ、答え合わせで全問正解の班が出たときなどは大きな歓声があがるなど大いに盛り上がった授業となりました。例えば、医療現場に貢献する学問は医学部だけではなく、工学部や農学部も大きな役割を果たしています。医学部=医学、工学部=機械、電気、情報といった既成概念にとらわれることなく、興味を持って調べてみると『こんな学問があったんだ』『この学部で○○の研究ができるんだ』といった新しい発見が生まれてきます。様々なキャリア教育を通じて、関西大倉学園は子供たちの未来、可能性を広げる教育を今後も進めていきたいと思います。