高大連携「第9回学問体感」として、京都大学 工学部 平藤哲司先生にお越しいただきました。

2019/10/08

今回の学問体感は、京都大学 工学部 物理工学科の平藤哲司先生にお越しいただき、「エネルギー問題について考える」という講義を実施いただきました。

今回は高校3年2人の感想をご紹介します。まずは馬篭拓士くん。

 「地球温暖化の原因は二酸化炭素だけなのだろうか」という視点から、様々な角度から見た温暖化の原因考察を講義いただきました。そこから、科学とは常識を疑うこと、そしてその常識が正しいかどうかを自分で考察して確かめることがとても大切であることを教えてくださいました。
 ノーベル賞の山中伸弥先生もこの考え方の元、成功をおさめられたとお聞きし、私もこの社会に貢献できるよう、この考え方を胸に大学で研究していきたいと思いました。平藤先生、ありがとうございました。

そして、田口了太郎くん。

 地球温暖化によって、南極と北極の氷が解けて海面が上昇すると思ってしまうが、実際にはすでに海にある氷が解けても海水面は上昇しない。海水面の上昇には他に要因があるといえる。けれども、この話を信じる前に、疑い、自分で考えてみてほしい。「科学者の本質は疑い、考えること」、そのことの大切さがよく理解できました。
 大学受験へのモチベーションも上がり、いい体験をさせていただきました。平藤先生、ありがとうございました。

また、講義の最後の「『英語』はもちろん大切です。ですが、物事を正確にとらえ、考え、それを伝えるには『数学』『物理』『化学』が重要です。がんばって勉強してください」というお言葉はとても印象に残りました。

講義終了後は、生徒からの質問はもちろん、教員からの質問にも丁寧にご対応いただきました。

平藤先生、貴重な経験をいただきました。ありがとうございました。(阪口)