イタリア クレモナからヴァイオリンの調べ

2020/5/07

 イタリア北部クレモナ、人口36万人の町です。ヴァイオリンの世界的名器を生んだストラディバリが17~18世紀に活動した町でもあり、「ヴァイオリン博物館」があります。
 このクレモナは、新型コロナの感染者が5千人を超え、900人近い死者が出ています。そのクレモナで、一時、バイオリンの調べが響き渡ったとのこと。
新型コロナウイルス患者への治療の最前線となっている病院の依頼で、箕面市出身のバイオリニスト横山令奈さんが病院の屋上からバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番“アルマンド”、エンニオ・モリコーネの“ガブリエルのオーボエ”などを演奏されました。
 医療に従事されている方者への感謝と、患者の方たちが再び音楽や芸術を楽しめる日が来るよう祈りを込め、演奏されたそうです。
 演奏後、「演奏家は、人の心に直接語りかけられるからこそ、いま何ができるのか、考えてきた。マイナスなことを考えてもきりがないが、生の音楽が人の心に響き、少しでも勇気を持ってもらえたらうれしい」と話されていたそうです。

 生徒の皆さんも、今、自分にとって何ができるか、自分自身に問いかけてみてください。

尚、上記の演奏については、
「クレモナ ヴァイオリン 横山令奈」で検索してみてください。 学校長

添付ファイルはイタリアの地図です。