わずか10日足らずの夏休みでしたが、出会いはありましたか。
このコロナ禍の中で人と出会うのは難しいかもしれませんが、友達との出会い、先生と出会うこと、そこには共感と感動があるかと思います。
さて、一期一会ということばがあります。茶道の心得で、目の前の客とは一生に一度しか会わないものと思い、心を込めて茶を点てよという戒めです。「袖振りあうも多生の縁」という諺もありますが、人と人が実際に出会い、目と目を合わせながら、話し合う時、共感や感動が生まれます。「目は口ほどに物を言う」という諺もありますが、出会いの中でのみ、通用する表現といえます。
表情や動作を交わしたりすることで、人と人はより深いコミュニケーションをはかることができます。
「人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。
しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎないときに…」
このことばは哲学者森信三先生の言葉ですが新型コロナの影響で、出会いの機会はすくなくなっていますが、こういう時期だからからこそ、一度立ち止まり、出会いの尊さについて考えてもらえればと思います。
学校長