3月13日(土)オンラインスタディツアー in フィリピンを実施!

2021/3/17

今年度は新型コロナ感染症の影響により、海外での研修が中止となったため、オンラインでの海外研修を実施しました。株式会社With The Worldさんによる「オンラインスタディツアーinフィリピン」!生徒たちは150分間のフィリピンへのオンラインツアーを体験しました。参加者は中学3年生から高校2年生までの33名。まずは、日本人大学生のサポーター、現地NGOスタッフ、そしてフィリピンの学生たちとzoomでのブレイクアウトルームに分かれて自己紹介。1人1分程度の自己紹介でしたが、生徒たちは自分の名前や好きなことなどを頑張って英語で表現をしていました。そして、そこで「豊かさ、幸せとはなにか?」についてディスカッションをしました。のあとはいよいよフィリピンの大都市イロイロ市へオンラインツアーへ出発です。イロイロ市は非常に発展しており、ショッピングモールや高層ビルなど一見すると日本と変わらない様子でした。しかしその後、イロイロ市の郊外で生活をする高校生の生活についてご紹介をいただき、生徒たちはいろいろと考えるきっかけをいただきました。その街はイロイロ市から10分ほど離れたところにあり、いわゆるゴミ山です。イロイロ市都心部で出されたゴミなどがそこに運びこまれ、山のように積みあがっています。カルロ君という少年はそこで生活をし、NGOの支援を受け、学校へ通っています。生徒たちはそうした映像を見た後に、もう一度「幸せとはなにか」についてフィリピンの生徒たちとディスカッションをしました。

こたえのない問いに生徒たちは一生懸命考え、またそれを英語で表現しようとした150分間。プログラムが終わった後は、いい意味での疲労感と達成感に浸っていました。現地での海外研修はできませんが、オンラインだからこそ体験できる学びがあると実感しました。生徒のみなさん、お疲れさまでした!

(生徒の感想)
発展するイロイロ市だけでなく、インターネットで調べられる範囲でないその裏にあるゴミ山問題について知り、そこのすぐ横で暮らすカルロくんやメリーさん本人が案内してくれる地元版ツアーではサリサリストアなどの楽しそうな場所や、地域コミュニティを大事にする水汲み場の紹介、そしてスペイン料理で有名な豚の丸焼きの資源は、カルロくんの家族やその周辺に住む家の人々によって育てられていることなどたくさん映像での共有で学びました。意見交換も充実したものになったと思いますし、積極的に質問したりすることもできる安心する空間で嬉しかったです!

聞き取ったり話したりするのも両方難しくて苦労したけどものすごく充実した時間で貴重な時間を過ごしたなと思ったからです!周りの同い年が緊張しながらも一生懸命喋ってる姿を見て刺激を受けました!好きな食べ物を聞いて少しカルチャーショックを受けたんですけど、自分の中では食べない分類に入るものが相手は好んで食べているんだと知り、いろんな人がいるんだなと改めて感じたいい機会だったなと思いました!

自分と違う環境を実際に見て、それを踏まえて幸せについて考えられました。 英語で話すのは大変でしたが、異なる文化の方たちとコミュニケーションを取ることは、 とても楽しかったです。

これまでも学校の課題でSDGsについて考える機会はよく設けられてきたのですが、改めて発展するフィリピンの背景を知り、ボランティア活動の実施などから貧富の差が大きすぎる現状を知り、日本からも出来ることはしたい、世界的に支え合わなくてはならない、そしてその一歩として一人一人の理解が必要で日本も恵まれているように見えてゴミ問題は深刻になりつつあるので改めて身近なところから配慮すべきだと思いました。

知るというきっかけを得ることで、社会問題やSDGsへの興味が更に深まりました。何事もまずは知ることが大切だと気づいたので、これからは積極的に海外のニュースにも目を向けたいと思いました。

他国の環境を見て、日本は非常に恵まれた環境にあるということを強く実感しました。 そして、どんな環境の人でも幸せになるような社会にしたいと思いました。

私は英語が苦手で全然話すことができませんでした。思ったことがあったとしても、それを相手に伝えられないことがあり、悔しく思いました。自分の考えていることを話し、相手が話していることを理解するために英語をもう少し学びたいなと思いました。そして、世界中で起こっている問題や解決策をたくさんの国の方々と話し合えたらいいなと思いました。 自分の置かれている環境がたとえ悪かったとしても気持ちの持ちようで楽しく生きていくことができるということを学びました。

チラシオンライン海外研修.pdf