1日全校朝礼をテレビで行いました。

2021/6/01

おはようございます。

例年に比べ半月以上早い梅雨入りとなりましたが、ここ数日は梅雨の中休みといったところでしょうか。

松尾芭蕉の『奥の細道』に「五月雨を集めてはやし最上川」という句があります。
「五月の雨」と書いて五月雨“さみだれ”と読みます。
五月雨とは、梅雨の時期に「しとしと降る」雨のことで、ちょうど今頃から7月上旬の長雨をさし、梅雨の別名でもあります。
五月の雨ではありますが、俳句では夏の季語となっています。

さて、六月に入りました。
今日、6月1日は気象記念日ということだそうで、現在の東京のホテルオークラのある場所、
ホテルホークラは、本校の前身である大阪大倉商業学校創設者、大倉喜八郎翁にゆかりがあり、
そこに置かれた気象台が、1875年6月1日に業務を開始したことにちなみます。

ここ数日は、五月雨(さみだれ)よりもカラッとした過ごしやすい晴れが続いています。

例えば、「今日はいいお天気ね」とか「お天気で何よりです」を日本語でいうと、どんな天気を想像しますか。
晴れ、晴れた空、晴天を思い起こすのではないかと思います。

「天気」“weather”「ウェザー」を英和辞典で引くと、「天気」「天候」の他に、「荒れ模様」「荒れた天気」「悪天候」という意味も載っています。
英語のウェザーは、台風のような強い風、暴風が語源といわれます。ウェザーといえば、暴風雨や嵐の意味になるそうです。

また、ウェザーには、「耐える」「(危機などを)乗り切る」「風化する」という意味もあります。be under the weatherとbe動詞とunderを前につけると、悪天候の影響を受けて、「元気がない」「調子が悪い」「健康がすぐれない」「少し酔っている」と解説している辞書もあります。
時節柄、カビとか生えやすい時期でもあり、段々暑くなりマスクもしづらくなります。きちんと付けた上で水分を取るところは取り、コロナの危機をウェザー、乗り切るためにも、体調管理に十分気をつけて下さい。

また、梅雨といえば、「長雨」や大雨を思ってしまいがちなところもある今日この頃です。
最寄りの駅まで自転車を利用している人、学校まで自転車で登校してくる生徒は600人もいます。
雨の時はスリップしやすく、ブレーキもかかりにくくなります。
過去、ブレーキがきかず自動車と衝突し、救急車で搬送された事故もありました。

呉々も事故のないよう、また、学内や専用道路の下り坂は、必ず下車して帰宅して下さい。

さて、昨日で中間考査が終わりました。
今日1限目に早速返却された教科もあると思います。
返却された試験は、もう一度同じ試験をしたとして満点がとれるよう、きちんとやり直しをして下さい。
同じ間違いをしないようしっかり復習をして下さい。

最後に、昨日から教育実習が始まっています。
一部のクラスでは実習の先生が紹介されていると思います。

国語科の三島恒平先生から体育科の畑中杏香先生まで、
その中で数学の近藤先生、十亀先生、音楽の熊谷先生は、2週間で6月14日まで、その他の先生方は3週間の6月21日まで、
君たちの先輩10名が実習を行います。

それでは、実習生を代表して、国語科の金田愛里さんより挨拶を頂き、全校朝礼を終わります。