三月も約3週間が過ぎ、今日終業式を迎えました。
3月1日に高校卒業式、16日には中学卒業式を行い、会社でも異動やそれに伴う送別会が行われることから”別れの季節”というイメージが強いですが、生徒の皆さんはどうでしょうか。
あさって21日は春分の日、一日一日、段々、陽も長くなり、桜のつぼみも膨らみ始め、春の訪れを感じる事ができる月でもあります。昔から日本人は春の訪れを待ち望んでいたようで、その気持ちは「弥生(やよい)」という言葉の由来にもなっていました。
弥生は弥生でも、歴史で習う「弥生時代」とは関係ありません。
弥生時代の名前の由来は、出土した土器が東京都文京区弥生町で見つかったので場所を表しています。
因みに全国で弥生町と名乗っている町は、全部で61あり、西日本より関東から東の東日本に多いようです。
さて、弥生という漢字の「弥(や)」は「いや」とも読みますが、「弥」には「ますます」とか「いよいよ」という意味があります。
「生きる」という「生」の字は、「生(おい)」とも言い、草木が芽吹くことを意味します。
三月になると少しずつ春が近づき始め、冬の間は縮こまっていたたくさんの花や木や草が一斉に成長する月なので、「木草(きくさ)が弥(いや)生(お)ひ茂る月」の「弥(いや)生(お)ひ茂る」が「弥(いや)生(お)ひ」、「弥生(やよい)」と詰まって呼ばれるようになったと言われる説が有力です。
あと二週間もすれば四月になります。
新年度となり新入生を迎えることになります。
君たちは先輩となるわけですが、自分を弥生、ますます成長させるためにも、ワンランクひとつアップさせるべく、この1年間習ってきたことを、四月までに復習すべきところは復習し、やり残しのないよう四月を迎えてください。
これから受験を迎える高二、高三生の皆さん、目標が定まっていないと中々勉強も集中できないところがあります。
定まっているか、いないかで、この後の人生にも影響がでてくるということです。
「志は高くです」 頑張ってください。
以上で終わります。