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2022/11/26 すべて

高大連携講座「学問体感vol.6」として、横浜国立大学 崔瑛先生に講義を実施いただきました。

今回の「学問体感」は、横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科 崔瑛(さい・えい)先生に、「都市基盤と土の力学」という講義をご実施いただきました。

「学問体感」で横浜国立大学の先生に講義いただいたのははじめてです。また都市科学部は2017年に新設された、文理混合の幅広い視点から都市づくりを考える他大学にはあまりみられない学部です。今回は崔瑛先生に、都市基盤の土台となる「土」の力学について、また高校物理の知識で豪雨時に地すべりが発生しやすくなるメカニズムの解説もいただきました。

以下、受講生徒の感想です。

『よく見る斜面に建てられた家はコンクリートで保たれていると思っていたけど、土で保たれているとはじめて知りました。トンネルや家など、身近なところに土力学が関わっていると知って興味深かったです』

『難しい内容でしたが、最後に高校物理でできる計算を見せていただき、今している勉強が実際に役立つと知ることができて、物理の勉強をがんばろうと思いました。今まで疑問に思っていたことなども解説していただき、土の力学に興味が湧きました』

『特に印象に残ったのは、実験の動画で板1枚の使い方によってかなり水を防げることと、「ピサの斜塔」が圧密が進んで傾いたことでした。先生の説明にはグラフや図が多くあり、私のまったく知らない分野でしたがわかりやすかったです。自然災害はとても大きいもので防ぎようはないけれど、防災に取り組んで被害を減らすために都市科学は大切な学問だとわかりました。今日は新たな学びがあってよかったです』

参加した生徒は、それぞれに新たなことを学び、大切なきっかけをいただきました。崔先生、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)